政宗九の視点Blog

ミステリなどの本について、またAKB48(というか主にHKT48)について書いていく予定です

中西智代梨、R-1ぐらんぷり三回戦敗退と、「HaKaTa百貨店」最終回で見せた涙について

HKT48中西智代梨は昨日のR-1ぐらんぷり三回戦に出場したが、残念ながら準決勝進出はならなかった。正直言って、ちょりの実力と周りの芸人たちの知名度・レベルなどを考えれば、ここまでが限界だったと思う。むしろよく三回戦まで進んだなと感心するほどだ。本当にお疲れ様と言いたいし、この経験が必ず今後の活動に活かされると思う。少なくとも一般的な知名度は(ほんのわずかだとは思うが)上がっただろう。

さてここで唐突だが、日刊スポーツのAKB48グループ新聞」1月号を紹介したい。毎月、各姉妹グループに関する記事が1面ずつ掲載されている。HKT48の今月の記事は「HaKaTa百貨店」の最終回の収録を取材しており、「2号館」のオープン、つまり番組継続の決定が発表された後の場面がクローズアップされている。そこで番組の継続が決まってメンバーたちもみんな大喜びしていた中、中西が突然泣き出したというのである。また同じバラエティ班の村重杏奈も神妙な面持ちだったという。それを見た指原と、最終回ゲストだった高橋みなみ総監督が、中西・村重を励ますという紙面構成になっていたのだ。

中西「このまま終わるのが悔しくてぇ。全然何も出来なかったから。私はHKT48のバラエティ班なのに、何もできなかったですぅ」
指原「そんなことないよ。まだ2号館が続くんだから」
高橋「取材中ですけれど、いいですか?(略)大丈夫だったよ、すごくおもしろかったよ。まだ1年目なんだし、そんなに気負い過ぎなくていいよ。確かにAKBのみぃちゃんや指原は、目標だし、正解だよね。でもね、この人たちだって何年もかかったんだよ。もちろん私から見ても、HKTにはまだまだな部分はあるよ。でもね、今日がダメでも、ヘコみ続ける必要はないし、その気持ちを持っていることがいいんだよ」
指原「せっかく2号館に続くんだから、今日の愛ちゃん(多田愛佳)のバツゲームのリアクションとかも、後で見て、参考にしたらいいよ。番組全体を見ながら、どうしたら楽しくなるか、笑いに展開できるか」
毛利P(番組プロデューサー)「まだHKTは個人プレーしか出来ていないんだよね。(略)高橋なんかは「AKBINGO!」でも、よくトップ下の仕事をしてくれるよな。「○○の話題ならウチのこの子が得意だから」とシュートシーンを回してあげる。それは高橋が、仲間のことを熟知しているからなんだ」
村重「私は「自分が、自分が」になりすぎて、たまに微妙な雰囲気になったことも事実なんです。(略)これからは、同じバラエティ班として、ちょりと協力して、HKT全体をおもしろくしていきます」
中西「せっかく続編のチャンスをいただいたので、今度は結果を恐れずに、挑戦の気持ちで、その挑戦を楽しむ。シラケても、くよくよしないで、みんなで思い切りよくやっていきます」
(一部会話を省略しています)

このやり取りと取材の過程は、中西・村重だけでなく、HKT全体にとっても一歩進んだ瞬間ではなかったかと思う。中西はそんなに凹むほど「HaKaTa百貨店」で全く駄目ではなかった。大島優子の回や宮澤佐江のモノボケとかでは大活躍していた。ただ後半ではあまり目立たなかったのも事実だ。最終回での、2号館が続くというアナウンスの直前のみんなの表情を見ていると、中西が一番泣き顔になっていた。結果を出せなかった悔しさが既に出ていたのだろう。指原や高橋、毛利Pのアドバイスを受けて、またひとつ成長したに違いないし、それを受けてのR-1ぐらんぷりでの活躍だったのかも知れない。中西の活躍は本当にこれからなのだ。頑張ってほしい。