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政宗九の視点Blog

ミステリなどの本について、またAKB48(というか主にHKT48)について書いていく予定です

小飼弾『本を読んだら、自分を読め』は、活字中毒者に勇気と活力を与えてくれる本だ

小飼弾さんの新刊『本を読んだら、自分を読め』(朝日新聞出版)を読みました。

本を読んだら、自分を読め 年間1,000,000ページを血肉にする?読自?の技術

本を読んだら、自分を読め 年間1,000,000ページを血肉にする?読自?の技術


小飼さんといえば、カリスマブロガーとして有名ですね。小飼さんがブログで紹介された本は紹介直後に売上が上がると言われてます。
本書はその小飼さんが提唱する「読書術」の本です。いや、本書中に「読書術なんか、不要です。偉い人にはそれがわからんのです。」(42ページ)と書かれているので、「術」の本ではないですね。読書することがいかに自分のためになるか、ということが書かれている本です。

私のような活字中毒者に勇気と活力を与えてくれる、希望の書とも言えます。


どんな本をどう読むべきか、本屋の活用法など書かれていますが、特に後半の「読んだ本はアウトプット=自ら発信すべし」という話は、ものすごく納得しました。私もなんだかんだで10年以上、読書感想などをネットにアウトプットしてきましたが、これで得たものが今の自分を形成する財産になっている、と本気で思います。読書記録をつけるツールとして、本書では「ブクログ」などが推薦されていますが、私は「読書メーター」を使っています。どれでもいいので、ネット上に読書の記録をつけることは重要だと思いますよ。
なお本書には、「Danが目利きの書店員さんに聞いてみた 人生をあと押ししてくれたこの一冊」という企画ページがあります。全国10名の書店員さんがそれぞれ「この一冊」を紹介されていますので、そちらもお薦めです。

最後に、本書から特に印象的なフレーズをいくつか引用しておきます。


『僕はつねづね、「ミリオンセラーは10年待て」といっています』(68ページ)
『一代でベンチャービジネスを成長させたような有名社長は、必ず本を書くはめになるのですが、そのビジネス以上に面白いことはまずありません。ユニクロの柳井正さんの本も、僕にとっては「本を書かなければよかったのに」と思うレベルでした」(88ページ)
『(書店の)専門書コーナーを見て回るのは、本を探すためというよりも、「自分がこれほどにも本を読んでいなかった」と自覚するためにもいいものです」(102ページ)
『逆に格好いい年寄りは、若者を上手に教師にします。筒井康隆は77歳にして、若者のものと思われているラノベ(ライトノベル)、『ビアンカ・オーバースタディ』(星海社FICTIONS)を発表しました。本当に格好いいジジイです。(略)読者にそういう大人気ない大人になってほしい。「最近の若いやつは」というフレーズの後に、「すごい」ばかり続くのが幸せな年の重ね方ではありますまいか」(200ページ)